IQOS(アイコス)の発がん性が250倍って本当?!噂の真相や最新の研究結果を調査しました!

アイコスの発がん性物質放出量が紙巻きたばこの250倍って本当?デマかどうか噂の真相を調査IQOS

加熱式たばこ業界の首位を走り続けるIQOSですが、

「IQOSには紙巻きたばこの250倍の発がん性物質が含まれている」

という衝撃的な噂を耳にしたことはありませんか?

この記事では、噂の真相を確かめるべく徹底調査してみました!

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この記事を3行でまとめると

  • 2017年に海外で行われたアイコスの危険性に関する調査結果が、ロイターの記事に掲載された
  • 研究にアイコスが紙巻きたばこよりも発がん性物質を多く放出するという記載はない
  • アイコスの発がん性が紙巻きたばこの250倍という噂は、脚色されたデマである可能性が高い!

以下で、調査の詳細や噂の真相を詳しく解説します!

IQOS(アイコス)の発がん性が250倍!噂の出どころはどこ?

ことの始まりは2017年にスイスのベルン大学の研究者たちが独自にアイコスの危険性について調査した結果がロイターの記事に掲載され、

「アイコスは紙巻きたばこより有害物質が多いという結果が出た」という噂が広まったことが始まりです。

その噂はまとめサイトなどでさらに拡散され、そこからアイコスには紙巻きたばこより2倍、10倍、250倍の有害物質が含まれているとどんどん尾ひれをつけて噂が大きくなっていったようですね。

噂の元となった記事を読んでみた

そこで真相を確かめるべく、ロイターの元記事を確認してみたところ、

  • A new type of “heat-not-burn” cigarette releases some of the same cancer-causing chemicals found in traditional cigarette smoke, a recent experiment suggests.
    (加熱式たばこは従来の紙巻きたばこと同様に発がん性物質の一部を含むという研究結果が出た)
  • The smoke released by this “heat-not-burn” cigarette had 84 percent of the nicotine found in traditional cigarettes
    (加熱式たばこから出る煙には従来の紙巻きたばこの84%のニコチンが含まれていた)
  • Heat-not-burn cigarettes also released chemicals linked to cancer including carbon monoxide, volatile organic compounds (VOCs), and polycyclic aromatic hydrocarbons (PAHs).
    (加熱式たばこには一酸化炭素、揮発性有機化合物、多環芳香族炭化水素などの発がん性物質を放出した)
  • The research team was surprised to find that heat-not-burn cigarettes “released some of these chemicals in much higher concentrations that conventional cigarettes
    (加熱式たばこが従来の紙巻きたばこよりもはるかに高い濃度で一部の化学物質を放出したことに驚いた)
  • However, there is no safe minimum limit for some of the chemicals” in heat-not-burn cigarette smoke, Auer added, “and some of these chemicals may contribute to the high mortality rate of smokers.
    (加熱式たばこの煙に含まれる一部の化学物質は少量でも危険であり、喫煙者の高い死亡率い寄与している可能性がある)
  • Harmful chemicals were present in IQOS smoke, though in lower concentrations, on average
    (アイコスにも危険性のある化学物質が含まれていたが、それは従来の紙巻きたばこと比べて低い数値であった)
REUTERS

と記載されていました。

元記事を読んでみても、アイコスが紙巻きたばこよりも発がん性物質を多く放出するなんて記載はありません!

やはり噂が脚色されて拡散されてしまったようですね。。

【結論】IQOS(アイコス)の発がん性が250倍という噂はデマ!

結論、「アイコスに含まれる発がん性物質が紙巻きたばこの250倍」という噂はデマではないかと思います。

ロイターの元記事にも、アイコスに含まれる発がん性物質が紙巻きたばこよりも多いという記載はなく、記事冒頭の

The research team was surprised to find that heat-not-burn cigarettes “released some of these chemicals in much higher concentrations that conventional cigarettes
(加熱式たばこが従来の紙巻きたばこよりもはるかに高い濃度で一部の化学物質を放出したことに驚いた)

REUTERS

という、アイコスではない加熱式たばこについてのトピックをアイコスに置き換えて噂が広まってしまったと推測されます。

同記事内でベルン大学の研究者は、

“We need to conduct more studies to find out whether IQOS are safer for users or bystanders.”
(アイコスユーザーやその傍にいる人にとって、アイコスが安全なのかはさらに研究をする必要がある)

REUTERS

とも述べていますので、アイコスが100%安全とは言い切れておりませんが、発がん性物質が紙巻きたばこの250倍という噂はデマと認定してもよさそうですね!

また、記事内では、アイコスに含まれる化学物質が紙巻きたばこより少ないからといって、公共の場で好き放題吸って良いわけではないと締められていますので、喫煙する場所には今後も気を付けながら喫煙を楽しみましょう。

アイコスの有害物質量は紙巻きタバコの90%減って本当?

アイコスを含む加熱式タバコメーカー各社が「紙巻きタバコに比べて有害物質が90%減になる」と謳っているのをしばしば見ることがありますが、これは事実なのでしょうか?

これは、タバコを燃焼させる代わりに加熱することによって、煙に含まれる有害物質の量を減少させるという原理に基づいています。

2023年12月、京都市で開かれた産業保健研修会で京都大学の高橋裕子教授は加熱式タバコや電子タバコの有害性について「加熱式タバコは有害成分を大幅にカットと謳うが、たばこの有害物質は200種類以上存在するのに対し、測定されているのは9種類だけ」と指摘しています。

このように、健康リスクを90%減少させると結論付けるには十分な証拠がないという意見もあるのです。

さらに、加熱式タバコからも発がん性物質を含む有害物質が放出されることが明らかになっていますので、どのタバコ製品も無害ではないことを理解することが重要です。

受動喫煙では紙巻きよりも加熱式タバコのほうが有害物質が多い?!

加熱式タバコは、紙巻きタバコより煙や匂いが少ないものの、完全に無害ではありません。

紙巻きタバコ1本から発生するベンゼン(貧血などを引き起こす有害物質)の量は、環境省の基準値の100倍に達します。

加熱式タバコの使用による受動喫煙においては、ニコチンの曝露量に大きな変化はありませんが、発がん性物質の曝露量は紙巻きタバコの受動喫煙者よりも高くなるという研究結果もあります。

また、「加熱式タバコは紙巻きタバコよりも有害性が低い」という誤った認識により、喫煙禁止の場所や近くに人がいる場面で加熱式タバコを吸う人も多いことも問題になっています。

喫煙者が加熱式タバコを他者の近くで使用することで、有害物質に曝露させるリスクがあります。

アイコスなどの加熱式タバコの場合も受動喫煙の匂いを感じるだけで気分が悪くなってしまうという方もいるので、周囲の人を気遣う姿勢が大切ですね。

アイコスの匂いはばれる?匂いはどのくらいで消える?部屋や服、口臭の匂い消しの方法も紹介

参考:加熱式タバコの「受動喫煙」のほうが紙巻きタバコより「有害物質」が増えるのはなぜか

アイコスイルマの発がん性は?

アイコスイルマシリーズ

2021年8月に発売がスタートしたアイコスの最新モデル「アイコスイルマシリーズ」。

現在は、

  • アイコスイルマ
  • アイコスイルマプライム
  • アイコスイルマワン

の3機種が販売されています。

アイコスイルマシリーズでは、専用スティックの内部に埋め込まれた金属片を誘熱体とし加熱、スティックを内側から暖め蒸気を発生させます。

アイコスイルマ スティック

アイコスイルマは通常のたばこのような燃焼を伴わないため、発がん性物質の放出が紙巻きたばこよりも低いと考える方もいるようですが、アイコスからは依然として有害な物質が放出されていることが確認されています。

そもそもアイコス専用スティックには依存性のある中毒性の高い「ニコチン」や発がん性物質である「タール」がふくまれることから、身体に有害であることは確かです。

銘柄ニコチン量タール量
紙たばこマルボロ0.1mg~1.0mg1mg~12mg
ハイライト0.8mg~1.4mg10mg~17mg
アイコスレギュラーフレーバー0.16〜1.32mg3.0〜9.8mg
メンソールフレーバー0.09〜1.21mg2.2〜13.4mg
(mg/本) 

参考:PMIの研究結果

1本あたりの含有量は紙巻たばことほとんど変わらないと言えます。

アイコスイルマを含むアイコス製品の使用は健康にリスクを伴う可能性があり、その点は常に意識する必要があります。

アイコスイルマ専用スティックの箱には、発がん性物質やニコチンについて警告が表記されています。

アイコスイルマ テリア 警告

アイコスイルマと旧型アイコス3の違い

アイコス3デュオ

アイコスイルマと旧型アイコス(アイコス3)の違いには、スティックの加熱方法があります。

前述したとおりアイコスイルマではスティック内に誘熱体を埋め込んでいますが、アイコス3デュオ以前のデバイスでは、ホルダー内部に「加熱用ブレード」と呼ばれる金属芯を内蔵していました。

アイコス3デュオ ブレード

スティックにブレードを差し込んで、スティック内部から加熱する仕組みです。

加熱方式は違いますが、アイコスイルマ以前のデバイス対応のスティックにもニコチン・タール、その他有害な物質が含まれるため、発がん性については同じように注意する必要があります。

アイコス3専用スティックの箱にも、発がん性物質やニコチンについて警告が表記されています。

アイコス3デュオ マルボロ 警告

プルームXの発がん性は?

国内唯一のタバコ販売元であるJT社が販売する「プルームX」では、タールは発生しないと言われています。

銘柄ニコチン量タール量
プルームXメビウス0.3〜0.4mg発生しない
(mg/本) 

しかし、「タールが発生しない」とは言っても他の有害な化合物や発がん性物質が放出されることは確認されていますので、低リスクであるということを意味するものではありません

実際プルームX専用スティックの箱の裏面にも、アイコス同様発がん性やニコチンに関する警告が表記されています。

Ploom X キャメル 警告

アイコスイルマで吸えるニコチンなしスティック

アイコスなど加熱式たばこの身体への影響が気になる方向けに、ここからはアイコスイルマで吸えるおすすめのニコチン・タールなしスティックやニコチンレス電子タバコをご紹介します!

ザサードイズミ

2022年12月20日発売スタートした「ザサードイズミ」はニコチンレススティックの中でももっとも早くアイコスイルマシリーズに対応した商品です。

ザサードイズミの特徴
  • 内蔵されているブライドカプセルをつぶすと吸いごたえがアップする
  • 雑味を抑えられフレーバー本来の美味しさを楽しめる
  • 茶葉が露出していないため、茶葉が飛び散ることがない
  • アイコスイルマに対応

ザサードイズミはクリアでシャープなフレーバーと確かな吸いごたえが魅力。

吸いごたえやキック感はフレーバーによっても異なりますが、ザサードイズミの場合はどれも満足感を得られる吸いごたえを味わうことができます。

ザサードイズミ詳細
販売元Future Technology 株式会社
製造国日本(鹿児島県)
対応デバイスアイコスイルマ/アイコスイルマ互換機
吸いごたえ★★★★★
フレーバーリッチ・レギュラー/ブラック・メンソール/エメラルド・ミント/ブライト・ブルーベリー/ディープメロン(Amazon限定)
カプセル有無
販売店公式サイト/コンビニ/ドン・キホーテ/ドラッグストア/Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング
価格(税込)1箱20本入り 440円
茶葉の種類紅茶

フレーバーは全5種類でレギュラー系、メンソール系、フルーツ系と揃っているため、お気に入りを見つけることができるでしょう!

ニコチンレススティックには珍しいレギュラー系があるのも、うれしいポイントです。

ザサードイズミは、コンビニでは特にファミリーマートでよく見かけることができます!

ドラッグストアやドン・キホーテでも取り扱っていることがあり、入手しやすいニコチンレススティックです。

公式サイトからの購入だと

  • 送料:3,000円以上購入で無料
  • 特典:新規登録で500ポイント獲得
  • 定期割引:定期購入なら10%OFF

という特典があるため、継続してニコチンレススティックを購入したい方にはかなりおすすめです!

【ザサードイズミ公式サイト
リンクhttps://the3rdfree.com/izumi/
送料:3,000円以上購入で無料(通常300円)
特典:新規登録で500ポイント
定期割引:定期購入なら10%オフ

ザサードイズミを実際に吸った感想の詳細は、アイコスイルマで吸えるニコチンゼロスティック「ザ・サードイズミ」を吸ってみてのレビューをご覧ください!

参考記事

ザサードイズミに副作用はある?アイコスイルマで吸えるニコチンゼロスティックの安全性や品質、注意点を解説

【ザサードイズミの対応機種】アイコスイルマ対応!プルームXやグローで吸えるか試してみた

ザサードイズミの販売店まとめ!アイコスイルマで吸えるニコチンゼロスティックはどこで買える?

※アイコス3デュオ以前のブレード型アイコスを使用されている方は、「ニコレス」などのブレード型アイコス専用のニコレスなしスティックをご使用ください。

ニコレスについてはこちらの記事でレビューしています!

ニコチンなしのおすすめ電子タバコ

アイコスを持っていないけど、ニコチン・タールなしの電子タバコを吸ってみたい!という方には、

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ドクターベイプ2はニコチン・タールを含まないリキッドを加熱し、フレーバー付きの蒸気を楽しむ電子タバコです。

ドクターベイプ2のおすすめポイント
  • 初期費用・ランニングコストともにコスパがいい
  • フレーバーの味がおいしい
  • 定期便ならスターターキットにカートリッジ2箱がついてくる(たばこ8箱分に相当)
  • 使用後のリキッドPODはそのままゴミ箱に捨てられ初心者でも扱いやすい

ドクターベイプ2はかなりコスパよく、身体への有害性が少なく、タバコの嫌な臭いもありません!!

1ヶ月(30日)のコスト1年間(365日)のコスト
ドクターベイプ2(定期便)9,900120,450円
アイコス(テリア)17,400円211,700円
紙巻きタバコ(マールボロ)18,000円219,000円

ドクターベイプ2は公式サイトの定期便なら、本体+フレーバー2箱分のセットが通常8,800円のところを47%OFFの4,980円で購入することができます!

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ドクターベイプ2の魅力については、ローランドが宣伝している電子タバコ「ドクターべイプ2」をレビュー!良い/悪い口コミ・評判まとめで詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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その他、コンビニでも購入できるニコチンレス電子タバコに関しては、コンビニで買えるニコチンなし・タールなしの電子タバコ19選でご紹介しているので参考にしてください。

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