アイコスの新機種として2024年3月13日に販売スタートした「IQOS ILUMA i(アイコスイルマアイ)」は、アイコスではじめて「タッチスクリーン」というディスプレイを搭載し、このディスプレイの表示でデバイスの状態を確認できるようになっています!
タッチスクリーンは一目でデバイスの状態が把握できる便利な機能ですが、いままでのアイコスや、グロー、プルームXなどボタンで操作するデバイスを使っていた方はちょっと使い慣れないかもしれませんね。
また、スクリーンに見たことのないマークが表示されて焦ってしまう!ということもあるのではないでしょうか。
今回はアイコスイルマアイユーザーの方に向けて、
- IQOS ILUMA i(アイコスイルマアイ)の点滅・点灯全パターンの意味
- IQOS ILUMA i(アイコスイルマアイ)でよくあるトラブルの原因と対処法
- IQOS ILUMA i(アイコスイルマアイ)が故障した際に使えるアフター保証の詳細
について詳しく解説していきます!
実はアイコスイルマアイの不具合やエラーは、デバイスのリセットすることで解決できる可能性も高いです。
デバイスのリセット方法も合わせてご紹介しますので、もしもの時のためにしっかりと把握しておいてください!
アイコスイルマアイの「タッチスクリーン」とは?
従来のアイコスイルマでは基本的に本体につけられたライトの光り方を見て、加熱状態やバッテリー残量、デバイスの状態を確認していました。
しかし新型「アイコスイルマアイ」「イルマアイプライム」では、ホルダー側面の液晶でより細かいデバイスの状態を把握することができます!!
ライトでの確認の場合は点灯・点滅パターンを覚えなければならなかったのでやや面倒でしたが、スクリーンでの表示なら一目でその意味が分かりやすくなっています。
※タッチスクリーンは、チャージャー・ホルダー一体型デバイス「アイコスイルマアイワン」には搭載されていません。
アイコスイルマアイのタッチスクリーン表示の意味一覧
アイコスイルマアイのタッチスクリーンの表示は、おもに以下の全13パターンです。
点滅パターン | 詳細 | 意味 | 対処法 |
横線2本表示。 | 充電残り2本分。 | ー | |
横線1本表示。 | 充電残り1本分。 | ー | |
充電中/ボタン押下時に○%表示+オレンジバー | 充電残量0%。 1本も吸えない状態。 | charger充電する。 ホルダーは最短1分50秒で1本分充電できる。 | |
予熱中は白いラインが伸びていく | 予熱中。 まだ喫煙はできない。 | 充電に時間がかかるため、充電器を変える | |
喫煙時間中は白いラインが短くなっていく | 喫煙できる。 | ー | |
喫煙時間中に縦2本線が出る | 一時停止(ポーズモード)利用可能状態。 | タッチスクリーンより上から下にスワイプでポーズモードになる。 | |
喫煙時間中に縦4本線が出る | 一時停止(ポーズモード)利用中。 | タッチスクリーンを下から上にスワイプで喫煙を再開できる。 | |
喫煙時間中に白いラインが反時計回りに延長 | フレックスパフ機能によりパフ回数が増えた。 | 通常の14回に加えて、4回パフできる。 | |
対角線上に白く光る2本の縦線が3回交互に点灯 | デバイスの温度異常 | デバイスを0℃~40℃の環境に移動する。 | |
横線2本表示。 | パフォーマンスモードを示す。 1回の充電による連続喫煙本数は最大3本。 | モード切り替えはアイコスアプリで設定。 | |
横線1本表示。 | エコモードを示す。 ホルダーのバッテリーを最長1年間延ばすモード。 連続喫煙本数は1本になる。 | モード切り替えはアイコスアプリで設定。 | |
横線と0のようなマークが表示。 | ホルダーがロックされている。 | オートスタートのON/OFFはアイコスアプリで設定。 | |
「!」+砂時計+温度計(赤) | デバイスの温度が高すぎる | ロック解除はアイコスアプリで可能。 |
ホルダーの充電状態を表すディスプレイ表示パターン
アイコスイルマアイの充電残量は、ディスプレイ表示で確認することができます。
残り2本吸える場合「=」と表示
上記の表示は、ホルダーのバッテリー残量があと2本分であることを示しています。
ホルダーはフル充電の状態です。
残り1本吸える場合「-」と表示
上記の表示は、ホルダーのバッテリー残量があと1本分であることを示しています。
この場合はあと1本、たばこスティックを吸うことができ、その後はチャージャーでの充電が推奨されます。
また、アイコスイルマアイでは「フレックスバッテリー」機能が搭載されており、吸い方によって通常2本までの連続喫煙が3回喫煙できるようになりますが、ホルダーが3本目が吸える状態にある場合も上記のように横1本線が表示されます。
フレックスバッテリーについては、アイコスイルマアイの使い方とスペック・カラバリ徹底解説の記事内で解説しています。
充電切れは「0」と表示
上記の表示は、ホルダーのバッテリー残量0%であることを示します。
この状態だとスティックを1本も吸うことができませんので、ホルダーに入れて充電してください。
ホルダーは、チャージャーに入れてから最短1分50秒で1本分充電できます。
加熱中のタッチスクリーン表示パターン
アイコスイルマアイは、ホルダーにスティックを挿入して自動加熱がスタートするとタッチスクリーンで
- 予熱の状況
- 残りの喫煙時間
- ポーズモードの使用
を把握することができます。
予熱中は白いラインが伸びていく
スティックの予熱中は、白いLEDが円状に伸びていき0マークになったら喫煙開始の合図です。
予熱時間は、イルマアイ/イルマアイプライムともに約20秒です。
喫煙時間中は白いラインが短くなっていく
喫煙時間中は予熱中と逆に、白いLEDが反時計回りに短くなっていき、残りの喫煙時間の目安を教えてくれます。
アイコスイルマアイの喫煙時間は、基本的に6分間です。
ちなみに、喫煙中は残りの喫煙本数が円の中に「=」あるいは「‐」のように表示されています。
一時停止(ポーズモード)利用時は縦4本線が出る
アイコスイルマアイから新搭載された「ポーズモード」は、最長8分間喫煙を一時停止することができます。
前提としてポーズモードが使えるのは喫煙開始から3分間、または8パフ以内です。
ポーズモードが使える状態にある場合、タッチスクリーンには以下のように縦2本線が表示されます。
この状態からポーズモードをONして一時停止する際は、タッチスクリーンより若干上から大きく下向きにスワイプしてください。
一時停止を開始すると「‖」が縦に2つ並ぶマークになります。
ポーズモードを終えるときは、タッチスクリーンより若干下から大きく上向きにスワイプすることで喫煙を再開できます。
ポーズモードを終えると、残り本数の横線の表示に切り替わります。
▶ ポーズモードが使えない場合の対応はこちらの記事で!
吸い方によってリング状LEDが反時計回りに延長される(フレックスパフ)
通常IQOSイルマの1回の喫煙時間は6分もしくは14パフとなっていますが、アイコスイルマアイに搭載された「フレックスパフ機能」ではユーザーの使い方に応じて14パフに加えて最大で4パフが追加できます。
デバイスに搭載されたシステムが自動で使い方(吸い方)を分析して作動するシステムですので、特に操作をする必要はありません。また、手動で操作することもできません。
フレックスパフがONになると、下記のように喫煙時間中に短くなる白いLEDがなくなる少し前に、反時計回りに9時のところまで延長されます。
4パフが追加されるかどうかは毎回の喫煙時にシステムが判断するようになっているため、毎回必ず追加されるわけではありません。吸い込みが浅めの場合にパフが追加されるようです。
また、フレックスパフはポーズモードを使った場合には起動しません。
エラー・不具合・故障を表すタッチスクリーン表示パターン
ここから、デバイスのエラーを表すタッチスクリーンの表示パターンを、対処法も合わせて解説します。
デバイスの温度異常
アイコスデバイスには、バッテリーが適切に作動する適正温度が設定されていますが、暑い場所や寒い場所にデバイスを置いておくとデバイスが温度異常を検知し動作しなくなることがあります。
アイコスイルマアイの場合、動作可能温度は0℃~40℃に設定されており、この範囲を外れると以下のように対角線上に白く光る2本の縦線が3回交互に点灯します。
この場合は、デバイスを0℃~40℃の環境に移して下さい。
バッテリーモードを表すタッチスクリーン表示パターン
IQOSイルマiには2つのバッテリーモードが存在し、モードの使い分けによって連続喫煙本数やバッテリーの寿命に影響します。
モードの切り替えは、アイコスアプリから設定ができます。
パフォーマンスモード
IQOSイルマiは初期設定ではパフォーマンスモードが設定されています。
パフォーマンスモードでは、1回のホルダー充電による連続喫煙本数が3本となります。ただし、ポーズモードを使用した場合は2本までになります。
3本目が喫煙可能でも、タッチスクリーンには表示されないことに注意が必要です。
また、故障により3本目の喫煙ができなくなったとしても製品自体の機能に影響はないとみなされ保証は行ってもらえないようです。
エコモード
エコモードは、ホルダーのバッテリーを最長1年間延ばすモードです。
連続喫煙本数は1本になり、ポーズモードの使用ができなくなりますが、それよりも長くホルダーを使いたい人には設定しておくといいモードですね。
その他の表示パターン
その他の表示パターンを紹介します。
オートスタート(自動加熱)機能がOFFの時は横3本点滅
アイコスイルマアイには、スティックを挿し込むと自動で加熱開始される「オートスタート機能」が搭載されており、購入時にはONになっています。
オートスタートがOFFの状態では、たばこスティックを挿入すると横3本線が3分の間点滅し続けます。
オートスタートのON/OFFはアイコスアプリで切り替え可能です。
ホルダーがロックされている時の点灯パターン
安全性向上のため、アイコスイルマアイはアイコスアプリにてホルダーをロックすることができスティックを挿入しても加熱されないように設定することができます。
上記のように横線と0のようなマークが表示されている場合は、ホルダーがロック状態ですので、喫煙するためにはアプリにて解除する必要があります。
アイコスイルマアイでよくあるトラブル
アイコスイルマアイでよくあるトラブルとして、次の2つがあります。
- タッチスクリーンが急に暗く/明るくなる!
- タッチスクリーンが反応しない!
以下で原因と対処法を解説します。
タッチスクリーンが急に暗く/明るくなる!
アイコスイルマアイは、タッチスクリーンを5回タップすることで明るさを100%(強)と30%(弱)で切り替えられます。
急に明るさが変わって見にくくなってしまった!という場合は、知らぬ間に5回タップしてしまっていることが考えられますので、再度5回タップして設定を変更してください。
タッチスクリーンが反応しない!
タッチスクリーンが反応しない場合、
- 操作時に手袋をしていないか
- 指が清潔で乾燥しているか
- タッチスクリーンに破損や汚れ、水分がないか
を確認してください。
また、そもそもタッチスクリーンにライトがつかないときは、
- ホルダーがオンであること
- ホルダーが十分に充電されていること
- スクリーンの破損していないこと
を確認してください。
これらの点をクリアしても反応がない場合、デバイス自体の問題が考えられます。
デバイスに問題がある場合は無償交換保証が受けられる場合もありますが、些細な不具合であればデバイスのリセットを行うことで解消される場合もあります!
アイコスイルマアイのリセット方法
タップスクリーンが反応しない、表示されない、デバイスが充電ができなくなってしまった…。などの不具合が起きた場合は、以下の手順でイルマアイ本体をリセットすることで、正常に使えるようになることがあります!
サポートセンターに連絡する前に、まずは以下の手順でリセットしてみてください。
アイコスイルマアイが故障したら保証を使おう!
ご紹介した対処法を試しても不具合が直らない場はは、アイコスの公式カスタマーセンターに相談しましょう。
カスタマーセンターに相談し、保証期間内であれば自損であっても無償で交換してもらえます!
故障診断の際は、アイコスは製品登録を事前にしておかないと相談がスムーズに進まないので、事前に済ませておくことをおすすめします!
製品登録の方法についてはこちら。
カスタマーセンターでの相談で保証適用範囲内だと判断された場合は、無償交換保証を受けることができます!
アフター保証(IQOSケアプラス)の詳細は以下の通りです。
アフター保証の内容 | 詳細 |
保証を受ける条件 | デバイスを製品登録していること。 |
保証適用範囲 | 自損でも無償で交換可能。 |
保証期間 | 通常6ヶ月が製品登録で1年に延長。 |
無償交換回数 | ホルダー・チャージャー各1回まで。 |
保証対象 | ・アイコスイルマアイ ホルダー ・アイコスイルマアイ ポケットチャージャー ・純正充電用ケーブル |
保証を適用するには、公式サイトの会員登録とデバイスの製品登録が必須です。
➡アイコスのカスタマーセンターの問い合わせ先と問い合わせでできるお得術
まとめ
- IQOS ILUMA i(アイコスイルマアイ)のライトの点滅・点灯は13パターンあり、充電状態/加熱モード/エラーなどを表す
- エラーを起こしている場合は、まずチャージャーのボタンを10秒間長押しでリセットしてみよう!
- 無償交換保証は製品登録で1年間適用できる!(自損でも無償で交換可能)
事前にタッチスクリーン表示の意味や対処法を理解しておくことで、いざというときに焦らず問題を解決できますのでおすすめです!
また、デバイスに不具合があった際はこの記事を参考にしていただきたいと思います!
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