FDAがiQOS 3の米国での販売認可へ
2020年12月7日、フィリップ モリス インターナショナル(PMI)の商品である「IQOS 3」が、米国食品医薬品局(FDA)の許可を受け、米国での販売が決定しました。
2020年3月にPMIが「たばこ製品販売前申請」を提出し、その後、FDAによる調査で以下の結果がでました。
若年層ならびに若年成人によるIQOSの使用が増加したとの事実は確認できず、米国内で以前に販売が許可されたバージョンのIQOSにおける使用パターンでは、未成年および成人若年層による製品使用に関して新たな懸念は確認されていない。
出典:フィリップ モリス ジャパン合同会社 プレスリリース
この調査結果から、公衆衛生の保護に妥当であると判断されました。
なぜ今さら旧型のIQOSの販売がニュースに?と思う方も、多いかもしれません。
米国では、以前リキッド式の電子タバコが関係した死亡事件が発生した事もあり、健康リスクが問題視され厳しい規制が設けられています。
そのため米国はPMIの母国にも関わらず、電子タバコに分類されるIQOSの販売も他国に一歩遅れる形に。そんな背景がある為、今回やっとIQOS 3が販売できる様になったとニュースになっています。
PMIの理念である「新たな選択肢」がさらに一つ増える形に
PMIは「喫煙を続ける人にとっての新たな選択肢」という理念の元、IQOSを提供しています。
日本からみると信じ難いですが、これまで米国で販売されていたIQOSは「2.4 PLUS」のみでした。
しかし、バッテリーの寿命や充電速度が改善された「IQOS 3」が新たな選択肢として、米国の喫煙者にも提示されることになります。
タバコのニオイや煙の問題の改善は、吸う人はもちろん、吸わない人にもメリットです。紙巻タバコはだめだけどアイコスなら、という場面も少なくないはずです。
喫煙の満足感はそのままに、健康リスクをカバーしたIQOSは今回の販売許可を受けて、世界中でどんどんユーザーを増やしていくかもしれません。
PMIの掲げる「煙のない社会」の実現に一歩、近づいたと言えるでしょう。
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