2024年3月にアイコスイルマアイが登場してから半年が過ぎ、旧アイコスイルマを使用している方の中にはそろそろデバイスにガタがきているという方もちらほらおられるのではないでしょうか?
アイコスイルマは2021年8月に発売されており、当時から同じデバイスを使用している方は今までで3年以上使用していることになりますが、アイコス公式が発表しているアイコスイルマの寿命は実は意外と短いのをご存じでしょうか?
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アイコスイルマのバッテリー寿命は約1年
アイコスイルマは、1日1箱(20本)喫煙する人が約1年間使用できるように設計されています。
アイコスイルマの寿命は、バッテリーの寿命と言い換えることができ、チャージャーもホルダーも約1年間の使用が目途となっています。
- ホルダー:約7,300回(20回×365日)
- チャージャー:約365回(1回×365日)
※充電0%から100%の充電で1回とカウントしますので、まだ充電が残っている状態で充電したり、1日の喫煙本数によっては実際の寿命と目安の寿命に差が生まれます。
1年間というと、IQOSケアプラスの保証期間と同じですね。
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ちなみに、アイコスイルマワンの寿命についての公式発表は今のところありません。
使用していなくてもリチウムイオン電池は消耗する
アイコスイルマにはリチウムイオン電池が使用されていますが、リチウムイオン電池は繰り返し使用し、充電回数を重ねるごとに劣化します。
さらに、使用していなくても「自己放電」という特性により「過放電」が起こり、電池の容量が徐々に減ってしまいます。
過放電とは、電池の容量が0%になっているにも関わらず、電池からデバイスにエネルギーを送ろうとしてしまう現象で、過放電の状態が長く続くと電池のマイナス極の銅箔が溶けてしまい、最終的には全く充電できない状態になってしまうことがあります。
アイコスイルマのバッテリーを長持ちさせるためには?
バッテリーを長持ちさせるためには、電池が劣化しやすくなるような状態を避ける必要があります。
これはアイコスだけでなく、iPhoneなどリチウムイオン電池を使用した製品全般に当てはまりますのでチェックしておいてください。
電池が劣化しやすくなる状態を避けるには、
- 過充電を避ける
- 過放電を避ける
- 高温を避ける
ことが重要です。
フル充電できたら早めに充電器から外す
フル充電ができた状態で充電器に接続し続けると、「過充電」という現象が起き電池の劣化につながります。
過充電とは、電池の充電が100%を超えてもさらにエネルギーを電池内に詰め込もうとする現象で、電池のプラス極から許容量以上のリチウムイオンを放出してしまい、電池の劣化に繋がります。
面倒ですが、できるだけフル充電後は早めに充電器から外すようにしましょう。
ちなみにフル充電にかかる時間は、アイコスイルマ・アイコスイルマアイともに135分です。
長期間使わない場合はフル充電してから放置する
上述もしましたが、長期間使用していない状態でも電池は劣化します。
電池の充電が0%の状態で放置していると、リチウムイオン電池の自己放電という特性により「過放電」という現象が起き電池の劣化に繋がります。
長期間アイコスを使わない場合には、できるだけフル充電の状態にしてから保管しておくようにすることでバッテリーの寿命を長持ちさせることができます。
適切な温度環境で保管する
電池の温度が高い状態にあることも電池を劣化させる原因となります。
温度が高いほど化学反応が活発になりますので、高温化ではリチウムイオンが減少してしまい電池の劣化に繋がります。
適正な温度環境で保管することを心掛けましょう。高温化では、バッテリーの劣化だけでなく最悪の場合、発火や爆発をする可能性もあります。
ちなみに、アイコスの適正な保管温度は0~40℃です。
アイコスイルマアイにはバッテリー長持ちモードがある
アイコスイルマアイには、「パフォーマンスモード」と「エコモード」の2種類のモードが備えられており、エコモードではホルダーのバッテリー寿命を約1年間伸ばすことができます。
ただし、エコモードでは1回のホルダーのチャージで連続して1本しか喫煙することができないため、単純に2本吸えたものが1本しか吸えないので電池の寿命も2倍になった、という感じです。
また、ホルダーの寿命は延びてもチャージャーの寿命が延びるわけではありませんので1年後には。。
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喫煙本数/ホルダー | 寿命 | |
イルマ | 2本 | ホルダー:1年 チャージャー:1年 |
イルマアイ(パフォーマンス) | 2~3本※ | ホルダー:1年 チャージャー:1年 |
イルマアイ(エコ) | 1本 | ホルダー:2年 チャージャー:1年 |
アイコスイルマアイのフレックスバッテリーでホルダー1回の充電で3本喫煙する方法についての詳細はこちらの記事でまとめています。
リチウムイオン電池搭載のアイコスイルマは燃えるゴミに出してはダメ!
アイコスイルマをはじめほとんどの加熱式たばこにはリチウムイオン電池が搭載されていますが、デバイスが壊れたからと言って燃えるゴミに出すとゴミ収集車が爆発する危険性があります。
先日も燃えるゴミで捨てられた加熱式たばこがゴミ収集車の中で爆発してしまうといった事故がありましたし、リチウムイオン電池が搭載された電子機器が原因の火災は1万件近く報告されています。
アイコスの捨て方については、各自治体の指示に従って捨てましょう。
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