ヤニクラとは?たばこを吸うと頭がクラクラする原因とすぐに直す方法

加熱式タバコ

ヤニクラとは、ヤニ(たばこ)を吸うと頭がクラクラすることの略で、タバコの煙を吸った後に感じる、めまいや気分の悪さ、吐き気、動悸などの症状のことを指します。

たばこを吸い始めたころや、いつもより重いたばこを吸うと頭がクラクラしてめまいのような感覚や吐き気に陥ることがあると思います。

この記事では、ヤニクラの原因と対処法について解説しています。

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ヤニクラの症状

ヤニクラは、軽度であればめまいやふらつきんぼ症状が出ますが、重度になると失神や痙攣をおこしてしまう可能性もあります。

重さ症状
軽度めまい
ふらつき
中度頭痛
吐き気
重度失神
痙攣

軽度であればすぐに正常状態に戻れますが、重くなると大事になってしまう可能性もありますので、たばこをこれから始めるという方はまずは軽い目のたばこから始めるようにしましょう。

ヤニクラになる原因

ヤニクラはある特定の成分によって引き起こされるものではなく、たばこに含まれる様々な成分が原因となって引き起こされます。

  • ニコチン
  • 一酸化炭素
  • その他の成分

ニコチンによる急性症状

ヤニクラの「ヤニ」とは、タールを指す言葉ですが、ヤニクラの原因となる主な成分はニコチンです。

ニコチンは血管の収縮を引き起こし、血圧の上昇と心拍数の増加に繋がることで心臓への負担が大きくなり、めまいや頭痛といった症状を引き起こします。

一酸化炭素による酸欠

動物の体では、血管内のヘモグロビンが酸素と結びつき移動することで体中に酸素を運搬しています。

たばこの煙には一酸化炭素が含まれており、一酸化炭素は酸素の200倍もヘモグロビンと結びつきやすいという性質があります。

そのため、血液中に一酸化炭素が入ることでヘモグロビンが酸素と結びつくことができなくなり、ヘモグロビンが体中に酸素を運搬することができなくなり、酸欠状態になってしまうことでヤニクラが起こります。

その他の成分による症状

たばこの煙には約5,300種類の化学物質が含まれており、そのうち70種類以上が発がん性物質です。

有名なニコチン、タール、一酸化炭素の他にも、カドミウム、ヒ素、アンモニア、シアン化水素、ダイオキシンなどが含まれており、これらの成分が体に不調をきたす原因となる可能性があります。

「喫煙と健康」厚生労働省 喫煙の健康影響に関する検討会報告書より

ヤニクラの治し方

ヤニクラの症状が重度の場合は、医療機関を受診しなければなりませんが、軽度であれば自分で対処することも可能です。

まずは喫煙をやめて、

  • 深呼吸をする
  • 水分補給をする
  • ストレッチをする

深呼吸をする

ヤニクラになったら、空気の綺麗な場所でゆっくりと深呼吸をして、体に新鮮な空気を送り込みましょう。

酸素不足でヤニクラになっている場合は、全身に新鮮な酸素を送り込むことで症状が改善します。ゆっくり鼻から息を吸い込み、口から息を吐きだすことを意識しましょう。

水分補給をする

血液中のニコチンや一酸化炭素の濃度を下げるため、水分を補給しましょう。

水やスポーツドリンクなどの体に吸収されやすいものがおすすめで、コーヒーや紅茶、エナジードリンクなどカフェインを含む飲み物は利尿作用により逆に水分を排出しやすくなってしまうため避けた方がよいです。

ストレッチをする

ネクタイやベルトなど体を締め付けるものを外し、ストレッチを行うことで血流の改善を促しましょう。

腕を上下させたり、屈伸をするだけでも体中に血液を循環させることができるので、ゆっくり血液を全身に行きわたらせるイメージをしましょう。

ヤニクラが起こりやすい吸い方

ヤニクラは、初めてたばこを吸ったときやチェーンスモークをしたとき、普段よりも重いたばこを吸ったときに起こりやすく、また体調の悪い時や睡眠不足や寝起きで脳に酸素が回っていないときなどに起こりやすいです。

またアルコールを飲んでいるときには、利尿作用で水分が排出されたり、アルコールを分解する際に水分が使われることで体内の水分が少なくなっていると起こりやすいです。

つまり、血流が悪くなっていたり、体内の水分量が少なくなっているときに濃度の濃いたばこの成分が体内に入ってくることでヤニクラが引き起こされるので、喫煙量と身体の調子のバランスを整えておくことが重要です。

ヤニクラだけでなく、たばこを吸っていると舌焼けや口内炎など口の中に異常が出やすい方もいるので、体調と相談して喫煙するようにしましょう。

【舌焼け】アイコスやグローで「やけど」や「口内炎」になってしまう原因と治し方!

ヤニクラには慣れる

喫煙を始めたばかりの人は高確率でヤニクラになります。私も始めてたばこを吸ったときにはめっちゃむせましたし頭がクラクラしました。

しかし、何度か吸っているとむせることもクラクラすることもなくなりました。人によって差はありますが、案外すぐに慣れてしまいます。

ただし、体調の優れないときにたばこを吸うと、喫煙歴10年以上の私でも未だにクラッとすることはあります。

しかししばらくの期間吸っているにも関わらずなかなか慣れずにヤニクラが起こるという方は、体質的にたばこが合っていないという可能性がありますのでたばこは控えた方がよいかもしれません。

電子タバコやシーシャでもヤニクラになる?

上述した通り、ヤニクラの原因となる主な物質はニコチンと一酸化炭素です。

シーシャには、たばこ葉を使っているものと使っていないものがありますが、たばこ葉を使っているものはニコチンが含まれておりヤニクラになる可能性がありますが、たばこ葉を使っていないシーシャはヤニクラにはなりにくいです。

一方で、日本製の電子タバコにはニコチン・タール0を謳っている商品が多く、そういった製品でヤニクラになる可能性はかなり低いです。

体質的にたばこが合わない人は電子タバコを試してみるのもいいかもしれません。

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また、アイコスで吸えるたばこスティックの中にもニコチン0で喫煙できる商品もあります。ヤニクラを抑えたい方だけでなく加熱式たばこの吸いごたえを楽しみながらニコチンを摂取しないようにすることもできます。

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コメント

  1. […] ハイペースで40パフしたところでむせてしまいヤニクラになりました(笑)▶ヤニクラとは?たばこを吸うと頭がクラクラする原因とすぐに直す方法 […]

  2. […] ▶ヤニクラとは?たばこを吸うと頭がクラクラする原因とすぐに直す方法 […]

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