そもそも加熱式タバコと紙タバコの違い
そもそも紙タバコと加熱式たばこはどう違うのでしょうか。簡単に区別しておくと。。
- 紙タバコ→タバコ葉を火で燃焼させ発生させた煙を吸い込む
- 加熱式タバコ→グリセリンを染み込ませたたばこ葉を加熱することで発生した蒸気を吸い込む
といった違いがあります。ですのでここで確認しておきたい一番大事な違いは「紙タバコはタバコはを燃焼させているものの、加熱式たばこはタバコはを燃焼させているのではなく、加熱している」ということです。ではその違いがヤニとどう関係してくるのでしょうか?
ヤニができる仕組み
そもそもタールという言葉の定義は「タバコ葉を燃焼させた時に部分的な不完全燃焼が発生しその際に生み出される総体」とされています。ということは。。。そもそも燃焼させていない加熱式タバコではタールが発生しないんですよね!
だから先に結論を述べてしまうと、グローなどの加熱式タバコでは基本的にタール(ヤニ)は理論上発生しません。(加熱温度が高いため、一部不完全燃焼を起こしタールが発生するケースもありますが、通常の紙たばこと比べると、1割程度と言われています。)
グローのヤニ汚れ対策の掃除方法
とはいえグローもヤニ風の液体は発生する
先ほど加熱式タバコではヤニは発生しません!と言いましたが実はグローではヤニのような黄色い悪臭のする液体が発生します。蒸気の写真で写っている液体状の物質がそれにになります。
基本的に紙タバコであればタール(ヤニ)は最初気体として放出されものに付着し液体となるのですが、グローであれば先に液体となって本体下部にたまります。これがまたかなりの悪臭を放っているんですよね。。。ではこのヤニはどう掃除してあげればいいのでしょうか。
出先の簡単ヤニ掃除はブローイングがおすすめ
出先で特に胸ポケットにグロー本体を入れている方にとっては、グローのヤニ漏れトラブルは非常に大きな問題ですよね。。白シャツなのに胸ポケットあたりに茶色のシミが付いてしまっては非常に恥ずかしい、、でもだからといって毎日掃除道具を持ち歩いて掃除するのもめんどくさい。。という方は出先では「ブローイング」という方法を用いて付着しているヤニを簡単に吹き飛ばすことができます。必要な準備物は
- ティッシュなどの汚れてもいい使い捨ての布や紙
だけです。では実際どのように掃除すればいいのでしょうか。
①本体底のフラップを開ける
グローはアイコスとは対象的に、本体内部を一直線で掃除できるような設計になっています。ですので本体下部に、スティックを挿入する穴を反対側から掃除できるよう、「クリーニング用フラップ」という部品が搭載されているので、まずはこのフタを指でスライドして開けてあげましょう。
②続いて上側のフタも開ける
続いて通常利用時にスティックを挿入する時と同じ容量で上の部品をスライドしてあげましょう。
③ ①で開けた本体下部の通気口にティッシュ等を添える
続いて先ほど準備した使い捨ての布やティッシュなどで本体下部の穴をしっかりと抑えてあげましょう。次の手順でヤニを吹き飛ばすので周りに飛び散るのを防止するのが目的です。
④スティック挿入用の穴から思いっきり息を吹き込む
③までで全ての準備が整いました!ですので、あとは②で写真で参照した、上側の穴から息を思いっきり吹き込みましょう。少し汚い話ですが、グロー本体を口で覆うようなイメージをしながら息を吹き込むとうまくヤニを吹き飛ばすことができます。
普段は本格的なクリーニングもしてあげよう。
蒸気では出先でのヤニ汚れの対策のための簡単な掃除方法の「ブローイング」という方法を紹介しました。しかしこのブローイングという方法では表面上の簡単なヤニ汚れしか掃除することができません。ですので時間が取れる時はよりしつこい汚れも掃除してあげないとヤニ汚れの増加や、最悪のケースでは本体故障にもつながりかねませんので
などの記事を参照して、本格的なクリー二ングもしてあげましょう。
グローを吸ってたら歯ヤニが付いて黄色くなる?
喫煙者あるあるのトラブルである「ヤニで歯が黄色くなってしまう問題」。これはグローでも同じことが起こってしまうのでしょうか。結論としては
ほとんどないけれども、無いとは言い切れない!
ということです。というのも、先ほどにも解説した通り、加熱式タバコはタバコ葉を燃焼させている訳では無いので、そもそもタール(ヤニ)が発生しないという構造になっていますが、300度で加熱する以上、完全に不完全燃焼を防ぐことはできません。ですので微量のヤニが発生してしまう可能性があるため、この可能性がある以上、歯がグローの利用によって黄色くなってしまう可能性も否定できないということになります。
最後に
いかがでしたでしょうか。基本的に加熱式たばこはYoutubeのスポンジの実験動画を見てもわかる通り、タールは発生しません。ですのでスマ部編集長も自室では、紙タバコはだめだけど加熱式たばこのみ利用OKというルールにしています。アイコスであれば完全に液体ヤニも発生しませんが、グローは少し液体が発生してしまいます。しかしそれでも紙タバコと比べれば超微量なので、あまり気にしていません。ですので基本的に加熱式タバコは原則ヤニは発生していないと考えて大丈夫でしょう。
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